マグネットテーブルで企画づくり
6月7日・8日に関西で行われたとあるセミナーで、マグネットテーブルというファシリテーション手法を経験してきました。
体験したマグネットテーブルとは、アイデアの近い者同士でグループを作って考えをまとめていくというファシリテーション手法です。
具体的には、4ヶ月後くらいに自分がやりたいと思う企画やイベントを各自でいくつか提示し、次にアイデアが自分と近いと思うメンバー同士で5人程度の小グループを作って、そのグループ内でディスカッションをし問題意識の共有を図っていきます。
グループ内でのダイアローグの中で、他のメンバーのアイデアを積極的に自分のそれに取り込みつつ、単なるアイデアからより具体的なプランニングへとブラッシュアップして行きます。
プランニングの立案では、そのイベントの目的、対象者や参加者、規模、実施日時、運営体制や役割、予算などを考えます。
最後に、このイベントが大成功したことをイメージして、実際にどのように準備を進めてきたのか、自分のポジションや役割はどのようなものだったのか、そのイベントの次のステップはどのような感じなのかなどを発表して一連のワークショップは終了しました。
実際にマグネットテーブルを体験してみて思ったのは、同じテーブルでひとつのテーマを大人数でダラダラ時間をかけて考えるよりも、はるかに効果的で生産的だと思いました。
今回参加したマグネットテーブルは、2時間程度という比較的短時間で完了しましたし、とにかくササッと企画やイベントを立案するにはとても良い手法だなということです。
また、「マグネット」の由来ともなっている共通の問題意識を持った者同士のグループ内では、批判的意見が出にくいので、ダメな会議でありがちな発想の萎縮や思考停止が起こりにくいというメリットがあります。
そういう意味でマグネットテーブルは、営業企画のトレーニングにも非常に有効なファシリテーション手法だと感じました。
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