視覚障害者の歩行介助から得た教訓
昨日、福岡市中央区天神のとある商業施設内で、視覚障害だと思われる御婦人の歩行介助をした話です。
自分への反省を込めて歩行介助のやり方を書いておくことにしました。
その御婦人は「白杖(はくじょう)」を持っておられたのですが、店内には点字ブロックなどがなく、迷っておられるようで危なっかしく感じました。
しかも、店内のサービスカウンターの前を通り過ぎても、残念ながら店員全員が無視。
これはダメだと思ったので、思わず「大丈夫ですか?」と反射的に声をかけていました。
すると、店の出口まで介助してもらいたいとお願いされたので誘導したのですが、実際、どうやって声をかけたらいいのか?どのように誘導すればよかったのか?など、わからないことが多いなぁと思い知らされました。
「視覚障害者 歩行補助」で調べると、日本点字図書館のサイトがヒット、その中に方法が書いてあります。
声のかけ方は、「どうしましたか?」「お手伝いしましょうか?」と声をかければいいとのこと。
「大丈夫ですか?」「あのぉ~」でもおそらく問題ないでしょう。
むしろ、声をかけるちょっとした勇気が重要ですね。
そして誘導する場合は、「誘導しますのでひじを持ってください」と言うそうです。
実際に自分はどのように誘導すればいいのかわからず、御婦人の方から「右側前方に立って腕を持たせてください」と言われました。
視覚障害者の方に誘導されやすい方法を確認すればいいわけですね。
間違っても、強引に手を引っ張ったり、後ろから押して連れて行こうとしたりするのは絶対にNGです。
概ね自分のやり方は間違っていなかったのでホッとしましたが、今回、目的地まではお連れすることができず、そのあとも少しモヤモヤした気分。
次回からは、もう少し自然に誘導できると思います。
最後に、日本点字図書館のサイトから大切なメッセージを引用しておきます。
目の不自由な人にとって本当に必要なのは、みなさんの「いっしょに歩こう」という気持ち
了解です!
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