モヤモヤするPOP
近くのスーパーのコスメ売り場のヘアカラー商品棚で、ふと目に止まったPOP広告。
髪のダメージを抑制する成分が配合されたヘアカラー剤のためのPOP広告なのだが、これが、何度読み返しても不可解なのである。
まずは写真を見ていただきたい。
このアンケートの結果はいったい何がいいたいのだろうか?
「カラーリングをすると髪は傷むのよね?」という問いかけに続いて、髪の傷む原因を「カラーリングだと思っている人が、何と76%」と書かれると、「勘違いしている人が8割近くもいます」ということなのだろうか?
カラーリングと髪のダメージの関係に関する客観的な事実が何も示されないことが、ますますそう思わせてしまっている。
さらに後半の文章は、結局「約7割がカラーリングによる髪のダメージに対して危機感を感じている」という内容なので、前半の文章といっていることはほとんど変わらない。
グラフまで表示したPOP広告なのに、最終的には何も語っていない。
たかがPOP、されどPOP。
一目ですぐに何がいいたいのか伝わるような工夫が重要である。
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写真をみると、ヘンな文章だこと…。
ええと、
①カラーリングが痛みの原因と思っている人が76%
②なのに、何かしらの原因でケアが必要と感じている人も7割いる
③(①と②の関連はさておき)カラーリング「など」の痛みに対してケアができていない人が多い
④ケアしましょうね
って事が言いたいんかな。
うへぇ~、回りくどい!!
だいたいそういう意味みたいだけど、最後の落としどころは、「ヘアダメージを抑える成分の入った製品を買いましょう」って感じだったかな。
よくよく読むと、このPOPに出てくるデータは、消費者にはほとんど意味のないものですよね?
「だから何?」と突っ込まずにはいられません。
世の中にはデータやグラフとともに何かを訴えている(つもりの)広告や記事を見かけますが、よく見ると、何が言いたいのかわかりにくいだけでななく、どんな調査方法をとったとか何人に聞いたから信憑性があるとかいう添え書きが抜けていることが多いですね。(玄人の目は厳しい)
今回のヘアダメージについてのPOPはまさにそれで「はったり」的POPとでも言いましょうか。
勢いや雰囲気で通じればよいのでしょう。
よく読んでる人は多分少ないと思います。
お店に「わかりにくいぞ!」
とクレームつけたら何と答えるかな?