おそるべき能力!

2007.11.29 Column 1 Comment piccard 0 view

世の中には、いろんなおそるべき能力をお持ちの方がいる。
そんな人に、日常のお買物の場で出くわすと、とてもうれしい。
得した気分になれる。
そんな天才を二人ほどご紹介。

その1.サイズ当ての天才
某ショッピングモールの下着売場の販売員さん。
パート待遇で、おばちゃんな風貌であるのだが・・・。
この人はすごい。
ぱっと見ただけで(ダウンコートなんか着て着膨れてても)
ぴたりと下着のサイズを当てるんである。
それもかなりの精度で。
ブラジャーなんかであれば、ぱっと見で、
「あなたはCカップね」なんてことは、けっこう言えそうな範囲。
「おそるべき」には遠いのだが、この人は違う。
トップバストとアンダーバスト、ヒップサイズなど、ほぼ1センチも違わんほどの当てっぷりなんである。
売場でぽわーっと見てると、
「お客さん、あなた、トップは●センチでアンダーは●センチくらいね」
なんて、背後から、耳元でささやくんである。
「えっ!」と振り返ると、
メジャーを手に、にんまり笑うおばちゃん。
「実際に、測ってみましょか?」
と、試着室へと連行され、下着姿にさせられ、
ちゃーっと測られると、
あれまぁピタリ!
近所の知り合いに
「あの下着売場のおばちゃん、すごいよね」
と、話したら、さっそく行ってみて、
「すごいすごい、何であんなに当たると?」
と驚いていた。
残念ながら、その販売員さん、サイズはピタリと当てられるけど、
商品知識が若干不足。
ぴったりのブラジャーを持ってきて買わす・・・までには至らんのである。
惜しい!
私が売場店長だったら、時給上げて、すんごいカリスマ~な販売員にしちゃうのにな。
その2:袋づめの天才
ちょいと高級なPレットという食料品売場のレジの女性。
ちょい高級なんで、レジ作業しながら、袋詰めもしてくれるサービスがある。
私はこれがとても好き。
私は、袋づめがものすご苦手でヘタなんである。
デパ地下じゃ、二人一組になって、
レジ通したものを、どんどんきれいに袋に入れてくれて、
ちょっと贅沢な気分になるものですが、
レジと袋づめを一人の人が行うというのはけっこう大変な作業のはず。
Pレットは、5台ほどのレジが並んでいて、
どの人もそこそこ器用にレジと袋詰めをしてくれるんですが、
そのなかに群を抜いて、きれいに詰めてくれる人がいるんである。
袋の底辺に来るものは、大き目の重めのもの。
その上に、発砲トレー入りの肉だの魚だの。
最後に大根とか長め、太目のものを横に入れる。
見てれば簡単そうですが、やってみると、なかなかに難しい。
それがね~この人の手にかかると、
みんな号令かけたみたいに、きれいにすぱすぱと収まって
スーパー袋が見事な直方体に仕上がり、
持って歩いても形が崩れることもないのです。
おそるべき能力。
他の人と時給が同じであってはならんだろ。
わたしは、あの人に詰めて欲しくて、
Pレットに通うようになったもんな。
時々、こんなのは詰めるの難しいよな
という変形の調味料なんかをいくつも買って難題ふっかけてみるけれど
それはそれは見事に収めてくれるもん。
たぶん、自分の能力がものすごすごいとは、自覚してない様子。
でも、こんな能力を持つ人が5人揃ったら、
すごいパワーを発するような気がするんだが。

Reaction

  1. Boff より:

    使い古された言葉でいえば「職人」っちゅうか「プロ」ですね。
    そういうタレントを活かさないのはもったいないなぁ~と思いました。

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