ソーシャルメディアを考える その1
前回、「【拙訳】ソーシャルメディアに関する5つの質問」を紹介しました。
Marble-Labでも「ソーシャルメディア」に対するいろいろなアプローチを探ってみたいと思います。
そこで今回は、「日本的なソーシャルメディア」ということで、2012年8月に大阪で開催された「Social Media Summit in Kansai 2012」オープニングムービーとそのキャプションをピックアップしてみました。
オンライン上のコミュニケーションが日本の文化を加速する
日本のソーシャルメディア人口は5060万人、人口の40%にあたる
うち、情報発信者は65%にあたる3290万人
71%がスマートフォンからSNSを利用
匿名中心の情報交換としてのTwitter
日本国内ユーザー推定2000万人
同じ場を共有するツールとして、一緒にツイート
「天空の城ラピュタ」の「バルス祭り」の1秒間での同時ツイートは2万5088件
mixi、クローズドな仲良しの友達との関係を深めるツールとして8年にわたって日本最大級のSNSとして使い続けられている
2011年12月のmixiクリスマスキャンペーン
257万人が参加
毎日110万人以上がアプリにアクセス
1億7900万回以上ベルが鳴らされる
投稿動画配信サービスのニコニコ動画
動画の画面上にユーザーのコメントを流していくことができる
登録会員数2725万人
20代の会員数は1144万人、20代の人口の約85%に匹敵
一日の平均PVは1億451万PV
1日当たりの平均滞在時間は102.5分
リアルイベント「ニコニコ超会議」、会場来場者9万2384人
ネット来場者347万766人
「ああ、ネットはもうネット空間だけの閉じた世界ではないのだ」 —4gamer.net
CGMでみんなで作品をつくる文化も
音声合成ソフトのキャラクターとして生まれた初音ミクは
みんなのアイデアで育ち成長を続ける
ニコニコ動画に9万件以上の投稿
再生回数860万回以上の動画も
Pixivには18万件以上のイラスト
他にも、日本オリジナルのサービスがたくさん
レシピサイトCookpadには累計レシピ数120万超
4万冊のレシピ本に匹敵する
アバターコミュニティ、アメーバピグ
登録者は1000万人
チャットやゲームを通した友達作りが中高生に人気。
飲食店レビューサイト食べログ
月間7億4010万PV
利用者数も3265万人
初めての店を探すときの指標に。
イラスト投稿サイトPixiv
月間約28億PV
総投稿数約2450万枚
多くのファンを持つ「絵師」も生まれる
サービスのほとんどが匿名
しかしFacebookによって匿名から実名への波も着実に
日本国内のユーザー数は1000万人
しかし、Facebookを知っている人は95%
ついに認知度でmixiを超えた
80%以上が実名登録
4人に1人がプロフィール写真に自分の顔を載せる
広告よりも「知っている友達のシェアした情報」を信頼するように
企業やブランドの好感度がアップした体験について
70%が周囲の人に話したことがある
10%がウェブ上で発信したことがある
実名を元にした新しいプラットフォームとして企業も活用を模索
東証一部上場企業のFacebookページ保有率は14.7%
情報通信系に限れば42%以上が保有
2011年度の国内ソーシャルメディアマーケティング支援市場規模は推定58億9000万円
2015年には87億円に達する見込み
2012年6月、アジアのFacebook利用者数
1位インド4630万人、2位インドネシア4258万人、3位フィリピン2710万人・・・・7位日本899万人
1ヵ月で38.5万人増
これは増加ユーザー数でアジア3位
ソーシャルメディアは文化をもっと育む
日本から新しいアイデアと文化が発信され続ける
TwitterやFacebookは登場するのにGoogleやYoutubeは出てこず。
日本オリジナルのソーシャルメディアに軸足を置いているから?だとしたら、価格.comなどは取り上げるべきだったのでは?と思いました。
えーっと、良いも悪いも日本だとまだこんな感じってことでしょうか。
技術評論社
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Only Japanese comments permit.
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