米・・・「ほたこえなさい」
6/10(火)天気は曇り。
高知市の介良(けら)小学校5年生88名による、その名も「ほたこえなさい」(穂多肥皆祭)=田植えが行われました。
88名・・・88・・・八十八・・・米は八十八の手間によってできるか。
ちなみに、「ほたこえる」とは「大騒ぎする」の方言で、関西では「ほたえる」ともいいます。
介良小学校ではこれまでも授業に農業体験が取り入れられており、今回の「ほたこえなさい」は第12回目でした。
一昨年から引き続き今年も、四国・九州アイランドリーグの高知ファイティングドッグスの監督・コーチ・選手たちにも特別参加していただき、児童と一緒になって田植えにチャレンジしていただきました。
田んぼのおやじこと、農家の中島さんの号令で田植え開始。
児童は田んぼのあっちこっちに散らばって、好きなように苗を植え始めました。
田植えのセオリーどおり規則的に始める児童もいれば、田んぼのど真ん中から植え始める児童もいたり、はたまたファイティングドッグスの選手と泥のぶつけ合いをすることに夢中な児童がいたりで、一見すると「これって田植え?」とも思われますが、こういう体験のあり方もいいわけですよね。
何か「こうあるべき」論でやってしまっても、最後の収穫量としては間違いのない大成功を収めるかもしれませんが、思いもしなかった「やり方」を自分で発見する機会は少ないのではないでしょうか。
例えば、田植えも終盤に差し掛かったころ、数人の児童が苗を田んぼに投げ込んで遊び始めました。
その光景をみて、「せっかくみんなで育てた苗を粗末に扱って・・・」という思いが浮かんできましたが、中島さんがその児童たちに「なかなか良い発想だ。昔は実際に苗を上空に投げ上げて田植えをする方法があったんだよ。やるならできるだけ高く投げ上げてごらん」と児童たちの遊び半分の態度をむしろ「良い発想」だと評価されていました。
数時間後、無事に田植えが終わり、田植えの終わった田んぼをしばらく眺めてみましたが、自由奔放に植えられた苗がどんな風に実っていくのか楽しみになりました。
翌6/11(水)に予定されたい小学2年生のサツマイモの苗付けは残念ながら天候不良のため順延となりました。
みんなで耕したこの畝にどんなサツマイモができるでしょうね。
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