20回目の国勢調査
平成27年国勢調査がスタートしています。
国勢調査は5年ごとに実施される悉皆(しっかい)調査で、人口や世帯状況の把握が主な調査目的です。
大正9年(1920年)の第1回実施から20回目に当たる今年は、インターネットによる調査も開始され、パソコンやスマートフォンからも回答することができるようになっています。
統計法という法律に基いて実施される国勢調査は、法律上「基幹統計(調査)」と言われます†1。
また、国勢調査への回答†2は義務(統計法第13条第2項)であり、回答を拒否したり虚偽の回答をした場合は「50万円以下の罰金」(統計法第61条第1項)が課せられます。
ちなみに、調査を実施する側(調査主体)にも罰則規定があり、調査業務の中で知り得た情報を漏らした場合(守秘義務違反)は、「2年以下の懲役または100万円以下の罰金」(統計法第57条)と定められています。
いずれにしても、国力の指標を示す重要な統計調査ですので、高田純次さんがイメージキャラクターになっているからといって適当に答えず、みなさん調査にちゃんと協力しましょうね。
Notes
- 国勢調査以外には国民経済計算(GDP統計)が基幹統計と定められている ↩
- 統計法の中では「報告」と書かれている ↩
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