Marble-Lab

大濠公園でウォーキングすることが、すっかり日課となったある日のことです。
大濠公園の大きな池で、ラジコンボートを操作しているおじちゃんがいました。
ウォーキング仲間の話によると、よく見かける名物おじちゃんだそうで、相当気になっていました。

そして、昨日、たまたま訪れた大濠公園で、噂のラジコンボートおじちゃんに、再び会うことができました。
そのおじちゃんの操縦しているラジコンボートとは、クルーザーやモーターボートではなく、なんと漁船で、しかもどこからどう見ても手作りなんです。

巻き網漁なのか、定置網漁なのか、定かではないですが、甲板の網にはたくさんの魚が入っています。
そのほか、船の側面のタイヤ、甲板を照らす電灯、操舵室、デッキブラシなどなど、ディテールもすべて手作りっぽいです。

それにしても、甲板に勇ましく仁王立ちする「清さん」のスタイル。
赤いタオルの鉢巻に蛍光イエローのＴシャツ、くわえタバコに腕組みしたくてもできないほどの逞しい両の腕、そしてどこか憎めない飄々とした顔立ち。
まさに海の男っす！

ラジコン漁船の近くでカメラを構えると、このラジコンおじちゃんが、「今から全速力で動かしますけ、撮ったらいいですよ」とサービス精神も旺盛。
全速力で大濠公園の海原を切って走る「清丸」を撮らせていただきました。

　

船首にたなびく大漁旗には、「贈 相島漁港」と書いてあります。
帰って調べてみると、「相島漁港」は福岡県糟屋郡新宮町に実在する漁港だということがわかりました。

今度はこのラジコンおじちゃんと相島漁港の関係が気になりました。
また会う機会があったら、そのへんのところを聞いてみたいと思います。

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