奈良県吉野山奥千本~♪奥千本~♪桜の旅行記みい
「奥千本~♪ 桜の旅行記ふた」の続きです。
あわせて「奥千本~♪ 桜の旅行記ひと」もご覧ください。
奥千本口までの往路は、バスを乗り継いでやって来ました(詳しくは「奥千本~♪ 桜の旅行記ひと」)。
現地スタッフの話しでは、奥千本口から中千本のバス停までは歩いて50分程度とのこと。
ですので、復路はケーブルのついてないケーブルバスには乗らず、徒歩で中千本を目指しながら散策することにしました。
奥千本口から20分ほど歩いたところに、吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)がありました。
吉野水分神社は、大和国四所水分社†1のひとつで、吉野水分神社の由緒沿革によると、「水分(みくまり)」とは「水配り」を意味していて、田畑に水を程よく分配する神様(天之水分大神)が祀られているとのこと。
世界遺産であり重要文化財でもある吉野水分神社は、世界遺産レベルの雨男が参拝するのにふさわしい神社だと言えます。
一方、別称である「子守宮」の由来は、「みくまり」が「みこもり」、「こもり」に転じてそう言われるようになったとか。
実際に、文禄三年(1594年2月27日)、豊臣秀吉が吉野桜見物に訪れた際に、この神社を参拝した後、秀頼を授かったといわれることからも、子宝に恵まれる神社とされるようになったということです。
ちなみに、三男である秀頼を授かったのは秀吉57歳のときですから、その子宝パワーもえげつないですね。
桜門を入ると、向かって右手から本殿、幣殿、拝殿が境内を取り囲むように配置されています。
まるで中庭のような境内の中央奥には、実に見事な枝垂れ桜が静かに咲いていました。
こじんまりとした神社ですが、閑雅な風情を湛えています。
吉野水分神社の桜門横にいた木彫のフクロウは謎のままに、私たちの奥千本~♪ 桜の旅は終わりを告げました。
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