熊本地震被災地 益城町に行ってきました
2016年5月23日、熊本・大分地震で甚大なる被害に見舞われた益城町に仕事で行ってきました。
益城町は、熊本市の東区に隣接しており、そのさらに東方の延長線上には、阿蘇大橋が崩落し孤立状態となった南阿蘇村があります。
とくに益城町は、直下に布田川断層帯と日奈久断層帯と交差点があるため、地震による被害が非常に大きかったようです。
益城町へ向かう途中の熊本市東区健軍あたりから、塀や建物の被害がだんだんと大きくなり、道路も波立つようにうねっているのがわかりました。
実地踏査できたのは益城町の寺迫地区で、2016年5月23日の様子を震災前のGoogleストリートビュー(2013年11・12月時点)で比較してみると、地震による深刻な被害状況がよくわかると思います。
国道443号、路側帯の植込みから歩道が完全に崩落しています。
1階が潰れ2階のバルコニーが滑り落ちています。
ピロティ部分からくの字に折れ曲がっています。
2階がスライドするように落ち崩れ、1階の車を押し潰しています。
1階が完全に押し潰されています。
もはや跡形もなく木っ端微塵の状態です。
ほんの数十メートルの範囲を見ただけでしたが、テレビ画面を通して見ていた光景を現物に目の当たりすると、地震への恐怖と自然災害に対する人間の無力さを感じずにはおれませんでした。
益城町だけではなく熊本市内でも、瓦が落ちた屋根をブルーシートで覆って応急処理している家屋が目立ち、ピロティ形式の1階ガレージ部分が完全に押し潰れているオフィスビルもありました。
熊本・大分では4月14日から5月21日までの間に震度1以上の地震が1,531回も続いており、現在も約9,500人が避難生活を余儀なくされています。
避難中の人たちは、継続する余震の恐怖と避難生活が終わった後との見通しが立たない生活への不安感で、夜も眠れないとおっしゃっていました。
熊本・大分の一日も早い復興を願ってやみません。
売り上げランキング: 215
Only Japanese comments permit.
TrackBack URL