博多ん食 ごぼ天うどん vs. 豚骨ラーメン
「博多=屋台の豚骨ラーメン」と全国的にイメージされるかもしれません。
しかしながら、博多を代表する麺料理といえば、豚骨ラーメン以外に「うどん」が双璧をなします。
うどんの中でも、とくに「ごぼ天†1うどん」がメジャーな存在です。
試しにTwitterで「博多の麺類といえば?」とアンケートしてみたところ、6割の人が「ごぼ天うどん」、4割の人が「豚骨ラーメン」との回答を得ました。
博多の麺類といえば? #hakata #博多 #niwaka_sns #fukuoka #福岡
— Marble-Lab (@Marble_Lab) 2016年11月3日
実際に福岡での日常生活で、うどんかラーメンのどちらをよく食べるか振り返ってみると、圧倒的にうどんが多いです。
さらに言うと、ラーメンを食べるくらいなら栄養バランスのよさ気な「ちゃんぽん」を食べるかもしれません。
したがって、博多における麺類の優先順位は、ごぼ天うどん→ちゃんぽん→豚骨ラーメンではないでしょうか?
蛇足ですが、博多のうどんとラーメンについて麺を比較すると、うどんに関しては極端にコシがなく、歯がなくても食べられそうなくらい柔らかいのが特徴です。
一方、ラーメンの麺は、豚骨ラーメンだとストレート細麺が主流で、しかも「バリカタ」「ハリガネ」「粉落とし」などといったかなり硬い麺が好まれます。
柔らかいうどんと硬いラーメンという麺の好みが両極端に分かれる理由については、どちらも博多の人間の気質を反映しているからだろうと思います。
博多の人間はとにかくせっかち(商人気質)なので、例えばラーメンをすぐに食べ終えたいから、麺が早く茹で上がるために細く、しかも硬めで注文されます。
一方、うどんについても理屈は同じで、博多の人間はとにかくせっかちだから、うどんのコシが出るまで生地を打つことをしないし、生地自体が柔らかいから時間をかけて茹でる必要もなく、結果として早く食べることができます。
以上、博多の麺事情に関する持論については、異論反論を認めますので、食文化に詳しい方々からのコメントお待ちしております。
売り上げランキング: 22,681
Notes
- ごぼうの天ぷら ↩
Only Japanese comments permit.
TrackBack URL