きゅうすスキッターとコアンダ効果

2018.09.16 Gadget 4 Comments boff 0 view

「きゅうすスキッター」は、急須からお茶を注ぐ際の水切れを良くするための金物グッズです。

これを普通のやかんの注ぎ口にセットすれば、コーヒー用のドリップケトルのように細い水流でお湯が注げるようになるらしく、購入してみました。

 

博多駅の東急ハンズで購入、2個組で160円(税別)ととってもリーズナブル。

 

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「そそぎ口に差し込むだけでスッキリ水を切ります」のフォントがちょっと恐いですね。

 

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裏を見ると差し込み方法が図解されています。
急須だけでなく、土瓶、ポットなどにも使えますと書いてあります。

 

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ステンレス製で、大きさは約5.2mm、厚みは4mm程度です。

 

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長い方を下にして注ぎ口に差し込むだけです。
ただし、このままではゴソゴソなので、注ぎ口の口径に合わせて短い方を少し広げ金属の張力で抜け落ちないよう微調整する必要がありました。

 

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実際にコーヒーをドリップしてみて、お湯がどれくらいの細さで注げるのか動画で撮影してみました。

 

 

普通のやかんで少しずつお湯を注ごうとするとそそぎ口からお湯がたれていましたが、きゅうすスキッターつけたらまったくそれがなくなりました。
また、狙ったところにお湯を落としやすくなるので、ドリップケトルとほぼ同じ感覚でドリップすることができました。

注ぎ口からわずかに突き出た長い部分を伝ってお湯が細く流れるというとっても単純な仕組みですが、流体力学で言うところの「コアンダ効果」を利用した実によくできたアイデア商品ですね。

 

便利小物きゅうすスキッター 2個組 C-3518 調理小物 CD:606411

Reaction

  1. いしまつ より:

    コアンダ効果って言うんですかぁ、知らなかった。
    表面張力みたいなもんかな。
    これ誰がいつ頃最初に考えたんでしょうねえ…

    1. boff より:

      コメントありがとうございます。

      Wikiによると、この現象自体はトマス・ヤングという人が1800年に講義しているそうです。
      その後、「ルーマニアの発明家アンリ・コアンダ(1886-1972)がジェット・エンジン機の実験のなかで」改めて発見し、1934年にコアンダ効果に関する特許を取得したとのこと。

      1. いしまつ より:

        もしかして、ストローのようなパイプ状のものから上に空気を吹き上げ、その上にピンポン玉のような軽いボールを乗せると、不思議と玉がその上からはずれないでクルクル回るっていう、あれも同じ原理ですかねえ…

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