ACアダプターの断線を防止するプロのノウハウ
ギターのマルチエフェクターに使うACアダプター(モデル名:AC310、入力:AC100V 50/60Hz/9VA、出力:DC10V 300mA、極性:センターマイナス、日伸音波製作所製)が断線しました。
アダプターに関して言えば、とくに写真の○で囲んだ箇所が断線しやすいですよね。
今回は、断線の修理とあわせて、電気配線のプロである愚弟に教わった断線しにくくするノウハウも実践してみました。
自分で分解修理する場合は、自己責任でお願いします。
まずはアダプターの殻を割りますが、これは明らかに破壊行為です。
アダプターの外殻は接合面が接着されていますので、それをマイナスドライバーやカッターなどを駆使して、無理やりこじ開けます。
今回は、小さなマイナスドライバーを隙間に当てて、ゴムハンマーで軽く打ち込みました。
この際に注意したのは、中身を損傷しないよう、絶対に打ち込みすぎないということです。
ある程度隙間ができたら、少し大きめのマイナスドライバーなどでさらにこじ開けます。
写真のとおり、残念ながら接合面は確実に破損します。
で、アダプターの中身はこんな感じです。
断線した配線を基盤にはんだ付けしました。
配線が5cmほど短くなりましたが、仕上がりの美しさを重視。
配線には極性があるのでプラスとマイナスを絶対に間違えないように注意しましょう。
このアダプターの場合、白い線の入っている方がマイナスです。
あとは中身を戻して、外殻はビニルテープで固定しました。
そしてここで断線しにくくするプロのノウハウを施しておきます。
結束バンドベース(あるいは、ハイステッカー)をアダプターの側面に貼り、配線に余裕をもたせてインシュロックで固定します。
この処理をしておけば、アダプターでもっとも断線しやすい箇所での屈曲疲労断線を未然に防ぐことができます。
このノウハウは、どんなアダプターにでもすぐにできることなので、おすすめです。
Only Japanese comments permit.
TrackBack URL