品揃えと商品量

2008.01.18 Selfish Study 3 Comments piccard 1,028 view

昨日、調査の仕事の打ち合わせに行った。
今回の調査は、某メーカーさんの依頼で、
商品の陳列量と購買意識の相関関係を検証するというもの。
品揃えの数は豊富。でも、そのアイテムごとの商品量(売場に並んでいる在庫数ですね)が、1個ずつしか置いてない店と、
品揃えは、そこまで幅広くはないけれど、在庫数が多く、ボリューム感がある売場と、どっちが買う気にさせるのん?
というのを聞くんです。 

20代~50代まで年齢で切って、3グループ。
実際に前者タイプ(品揃え豊富、商品量少ない)の店舗に行って店頭チェック。実際に商品を選んでもらうステップを経て、その後グループインタビューでしつこく聞く段取り。
かねてより、品揃えの幅と、商品量のバランスについての消費者心理と購買意識を知りたいものであると考えていたので、こんな仕事が舞い込んできて、久しぶりに腕が鳴りますのだ。
ま、店舗の業態によって、購買意識は異なるので、今回の調査が全てにあてはまる定義にはなりえないのですが、今後のいろんなヒントになることには違いない。
おばちゃんはボリュームを求めるが、20代の若めは、コンビニ世代。ボリュームよりも品揃え?とか、仮説をいくつか立てるのも楽しく、それが大きく覆される事実が発見できたらこのうえない。
また、「活気ある売場」「充実した売場」と判断するのは、品揃えなのか、商品量なのか、どこらへんでスイッチ入るのか、直球と変化球を使い分けて、そこらへんを引っ張り出せたらいいなぁ。
やっぱ、私は今さらですが、調査の現場が好き。
行って、対して、耳と心を傾けて探す、見つかるという作業が好きなんですわ。 

Reaction

  1. piccard より:

    >アイテムごとに黄金比がありそうですね
    そうそう、そうなんですよ。
    それに、「あそこに行こう」ということと、「買いやすさ」や「買う気になる」という場面動機も、違うはずなんですよね。

  2. Boff より:

    いろいろイメージするとおもしろいですね。
    店舗販売だと物理的な限界があります。
    例えば、売り場面積や什器、あるいは倉庫のキャパなど・・・・。
    そんな限界を取っ払ったのがAmazonのロングテールって。
    とはいえ、店舗には店舗の仕掛けがあるはずですよね?
    また話を聞かせてください!

  3. Boff より:

    昨年、天神Loftの手帳売り場にいったときのことが思い起こされます。
    量と幅の関係・・・アイテムにもよるんでしょうけど、それならアイテムごとに黄金比がありそうですね。

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